
結婚式の招待状は、デザイン以上に「何を書けば失礼がないのか」「どこまで丁寧にすべきか」で迷いやすいものです。
特に、頭語と結語の組み合わせ、時候の挨拶の入れ方、日時・場所の書き方、返信期限の示し方は、テンプレートを見ても判断が難しい場面があります。
一方で、基本の型を押さえれば、文章はコピペベースでも十分に整います。
本記事では、招待状の基本構成とマナーを整理し、スタイル別に使える「招待状 結婚式 例文」をまとめて紹介します。
招待状は「型+必要事項」でほぼ整います

結婚式の招待状は、一般的に決まった構成で作られます。
そのため、まず型に沿って必要事項を埋め、最後にお二人らしい一文を添える流れが、最もミスが少ないと考えられます。
基本の要素は、次の6点です。
- 頭語(謹啓・拝啓など)
- 時候の挨拶(投函月に合う季語)
- 本文(結婚報告・招待、媒酌人の有無、日時・場所など)
- 結語(謹白・敬具など)
- 差出日(○月○日吉日など)
- 署名(新郎新婦、両親連名など)
必須情報(日時・場所・受付時刻・返信期限など)を落とさないことが、招待状全体の完成度を左右します。
この順番で書くと失敗しにくい理由
頭語と結語は「ペア」で選ぶのが基本です
頭語と結語は、組み合わせが決まっています。
一般的には、より改まった印象の「謹啓/謹白」、やや親しみのある「拝啓/敬具」が使われます。
目上のゲストには漢語調の「謹啓/謹白」が無難とされています。
- 謹啓 → 謹白(より正式)
- 拝啓 → 敬具(一般的)
時候の挨拶は「投函月」に合わせると自然です
時候の挨拶は、季節感を整え、文章全体を改まった印象にする役割があります。
投函する月に合わせた表現を選ぶのが一般的です。
例として、次のような言い回しがよく使われます。
- 春:春暖の候
- 初夏:新緑の候
- 秋:秋涼の候
- 冬:寒冷の候
季語は複数候補を持ち、招待状の雰囲気に合うものを選ぶと整いやすいです。
本文は「報告→招待→必要事項→お願い」の順が読みやすいです
本文は、次の順番にすると情報が伝わりやすいと考えられます。
- 結婚の報告
- 挙式・披露宴への招待
- 日時・受付・会場などの必要事項
- 返信のお願い(期限)
「ご多忙中恐縮ですが」など、相手への配慮を一文入れると、文章が硬くなりすぎにくいです。
発送時期と返信期限は「1か月前」が目安とされています
紙の招待状は、挙式の約1か月前に発送し、返信締切も約1か月前に設定するのが標準とされています。
会場やゲストの移動事情によっては、早めの案内が望ましい場合もあります。
オンライン作成は増えていますが、文章マナーは同様です
2026年現在、テンプレートやオンライン生成ツールの普及により、招待状の作成は効率化していると言われています。
ただし、デジタルで作っても、頭語・結語や敬語の整え方など、文章の基本マナーは紙と同様と考えられます。
招待状 結婚式 例文(コピペ可)
新郎新婦からの基本例文(標準)
例文1(謹啓/謹白)
謹啓
春暖の候 皆さまにはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
さて このたび私たちは結婚式を挙げることとなりました。
つきましては 日頃お世話になっております皆さまに ぜひご出席いただきたくご案内申し上げます。
ご多忙中恐縮ですが 何とぞご臨席賜りますようお願い申し上げます。
謹白
令和○年○月○日吉日
新郎○○ 新婦○○
例文2(拝啓/敬具)
拝啓
新緑の候 皆さまにはお健やかにお過ごしのことと存じます。
このたび私たちは結婚する運びとなりました。
つきましては ささやかではございますが披露宴を催したく存じます。
ご都合がよろしければ ぜひご出席くださいますようお願い申し上げます。
敬具
令和○年○月○日吉日
新郎○○ 新婦○○
両親連名の例文(家として招く形式)
例文3(両親主体)
謹啓
秋涼の候 皆さまにはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
さて 長男○○と長女○○の婚約相整い 結婚式を執り行うこととなりました。
つきましては 日頃お世話になっております皆さまに ご臨席賜りたくご案内申し上げます。
謹白
令和○年○月○日吉日
○○家 父○○ 母○○
○○家 父○○ 母○○
媒酌人ありの例文
例文4(媒酌人を記載)
謹啓
寒冷の候 皆さまにはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
さて このたび私たちは ○○さんご夫妻のご媒酌により結婚式を挙げることとなりました。
つきましては ささやかな披露宴を催したく存じますので ご多忙中恐縮ですがご出席賜りますようお願い申し上げます。
謹白
令和○年○月○日吉日
新郎○○ 新婦○○
会費制パーティーの例文(1.5次会にも)
例文5(会費明記)
拝啓
○○の候 皆さまにはお健やかにお過ごしのことと存じます。
このたび私たちは結婚する運びとなりました。
つきましては 皆さまに感謝をお伝えしたく 会費制にてささやかなパーティーを開催いたします。
ご多忙中恐縮ですが ご出席いただけますと幸いです。
なお 会費はお一人○○円とさせていただきます。
敬具
令和○年○月○日吉日
新郎○○ 新婦○○
海外挙式後のお披露目(帰国後パーティー)の例文
例文6(帰国後のお披露目)
謹啓
○○の候 皆さまにはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
さて 私たちはこのたび海外にて挙式を執り行いました。
つきましては 帰国後あらためてお世話になりました皆さまへご挨拶申し上げたく ささやかな披露宴(お披露目会)を催したく存じます。
ご多忙中恐縮ですが ご出席賜りますようお願い申し上げます。
謹白
令和○年○月○日吉日
新郎○○ 新婦○○
入籍済み・結婚式のみ実施する場合の例文
例文7(入籍済みの表現)
拝啓
○○の候 皆さまにはお健やかにお過ごしのことと存じます。
私たちはすでに入籍を済ませ 新生活をスタートいたしました。
つきましては あらためて皆さまにご挨拶を申し上げたく 結婚式ならびに披露宴を催したく存じます。
ご多忙中恐縮ですが ご出席いただけますと幸いです。
敬具
令和○年○月○日吉日
新郎○○ 新婦○○
人前式を行う場合の例文(宗教色を避けたいとき)
例文8(人前式の案内)
謹啓
○○の候 皆さまにはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
このたび私たちは 皆さまに誓いを立てる人前式にて結婚式を執り行うこととなりました。
つきましては 挙式ならびに披露宴にご臨席賜りたく ご案内申し上げます。
謹白
令和○年○月○日吉日
新郎○○ 新婦○○
主賓・目上の方へ添える一文(招待の強さを上げる)
例文9(主賓向けの追記文)
誠に恐れ入りますが 当日は主賓としてご臨席賜り ご祝辞を頂戴できますようお願い申し上げます。
主賓依頼は招待状だけで完結させず、事前に口頭や別状で依頼する運用も多いと言われています。
返信のお願い(締切の書き方)
例文10(返信期限)
誠に勝手ながら ○月○日までにご返信を賜りますようお願い申し上げます。
日時・受付の書き方(記載例)
例文11(日時欄の記載例)
日時 令和○年○月○日(○)
受付 ○時○分
挙式 ○時○分
披露宴 ○時○分
場所の書き方(記載例)
例文12(会場欄の記載例)
会場 ○○ホテル ○階 ○○の間
住所 東京都○○区○○○-○-○
電話 ○○-○○○○-○○○○
書き換え時に迷いやすいポイントと整え方
「おもてなし」と「感謝」を一文入れると印象が整います
招待状は情報伝達の文書ですが、同時に気持ちを伝える役割もあります。
本文のどこかに、次のような一文を入れるとバランスが取りやすいです。
- 日頃のご厚情への感謝を申し上げます
- ささやかではございますが心ばかりのおもてなしを用意しております
- ご多忙中恐縮ですがご出席いただけますと幸いです
「吉日」は慣例的表現として使われます
差出日は「○月○日吉日」とする形式がよく見られます。
日付の細部は家庭や地域の慣習で異なる可能性があるため、迷う場合は式場や経験者に確認する方法も考えられます。
手作り・テンプレート利用はフォントと表記ゆれを統一します
手作りやオンラインテンプレートを使う場合、文章が整っていても、表記ゆれがあると読みにくくなります。
数字の表記(算用数字か漢数字か)や敬称、記号の有無などを統一すると、全体の品質が上がると考えられます。
招待状 結婚式 例文は「型を守り、必要事項を落とさない」が要点です
結婚式の招待状は、頭語・時候の挨拶・本文・結語という定型の型に沿って作ると、失礼が起きにくいです。
そのうえで、日時・受付・会場・会費(会費制の場合)・返信期限といった必須項目を明確に書くことが重要です。
文例はコピペで整えやすい一方、会費制、海外挙式後のお披露目、入籍済み、人前式など、スタイルに合わせて文言を調整すると自然です。
まずは「基本例文」を貼り、3か所だけ自分たち仕様に直すと進みやすいです
招待状作成は、最初から完璧な文章を目指すと手が止まりやすいです。
まずは本記事の基本例文を貼り付け、次の3点だけ先に確定すると、全体が前に進みやすくなります。
- 頭語・結語(謹啓/謹白、拝啓/敬具)
- 日時・受付・会場(確定情報)
- スタイル別の一文(会費制、帰国後お披露目、入籍済みなど)
文章に迷いが残る場合は、式場の担当者さんやペーパーアイテムのテンプレート例を参照し、表現を寄せる方法も現実的です。