
年末に御歳暮をいただいたものの、どの言い回しが適切か、はがきと封書のどちらがよいか、メールで失礼にならないかなど、迷う場面は少なくありません。
特に師走は慌ただしく、対応が遅れると印象面の不安も残りやすいと考えられます。
御歳暮のお礼状は、難しい文章である必要はありません。
百貨店の公式案内などでも共通している基本は、「早めに」「定型の構造で」「品物に触れて」感謝を伝えることです。
この記事では、御歳暮 お礼状 例文を封書・はがき・メール、ビジネス・個人、代筆まで場面別に整理し、すぐに使える形でまとめます。
御歳暮のお礼状は「早さ」と「基本構成」でほぼ整います

御歳暮のお礼状は、到着後できるだけ速やかに、目安として1〜2日以内に送るのが基本です。
文章は、時候の挨拶から入り、受領と感謝、品物への言及、相手の健康や繁栄を祈る言葉で結びます。
封書・はがき・メールのいずれでも、この骨格を守れば、失礼になりにくいとされています。
この形が選ばれるのは「相手の負担を増やさず礼を尽くす」ためです
到着後すぐの連絡が、最も丁寧だとされます
百貨店やギフト関連の案内では、御歳暮到着後は速やかな返礼連絡が推奨されています。
年末は郵便事情や相手の予定も立て込みやすいため、遅れるほど「届いたか不明」「気に入らなかったのか」など余計な心配を生む可能性があります。
そのため、受領の報告を兼ねて早めに送ることが合理的です。
文末は、忙しい時期である点を踏まえ、「略儀ながら書中にて」などで結ぶ形がよく見られます。
基本構成は多くの公式文例で共通しています
御歳暮のお礼状は、次の流れにすると整いやすいです。
- 時候の挨拶(例:師走の候、歳末の候)
- 受領の報告と感謝
- 品物への言及(具体名を出す)
- 相手の健勝・繁栄祈願
- 結語・日付・署名(敬具など)
この構成は、ビジネスでも個人でも応用が利きます。
メールは増加傾向ですが、件名と情報の整え方が重要です
2026年現在、百貨店公式サイトの情報更新でも、メール・オンライン対応の案内が増えているとされています。
一方で、デジタル化が進んでも封書・はがきのマナーを重視する流れは継続しているようです。
メールで送る場合は、件名に「御歳暮の御礼」など趣旨を明記する例が目立ちます。
ビジネスでは社名・部署・役職・氏名を署名に入れ、誰からの連絡かを明確にするのが無難です。
そのまま使える御歳暮 お礼状 例文(ビジネス・個人・メール・代筆)
ビジネス(取引先・企業宛)封書の例文
例文
拝啓 師走の候、貴社におかれましては益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
さて、この度は結構なお歳暮をご恵贈いただきまして、誠にありがとうございました。
早速社内にてありがたく頂戴いたしました。ご厚意に重ねて御礼申し上げます。
寒さ厳しき折、皆様のご健勝と貴社の益々のご発展をお祈り申し上げます。
略儀ながら書中にて御礼申し上げます。
敬具
令和〇年〇月〇日
株式会社〇〇 〇〇部 〇〇 〇〇
ビジネスでは、百貨店等で示される定型に近い表現として、「拝啓」「師走の候」「ご恵贈」などがよく用いられます。
ビジネス(上司宛)は「今後ともご指導」を添えると収まりやすいです
例文
拝啓 師走の候、〇〇さんにおかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
このたびは結構なお歳暮の品を頂戴し、誠にありがとうございました。
日頃より温かいご指導を賜っております上、過分なお心遣いまで頂き、重ねて御礼申し上げます。
寒冷の折、どうかご自愛のうえ、良い年をお迎えください。
略儀ながら書中にて御礼申し上げます。
敬具
令和〇年〇月〇日
〇〇 〇〇
相手が上司の場合は、関係性に応じて「ご指導」「ご厚情」などを入れると丁寧です。
個人(友人・親戚宛)は「具体的に喜びを伝える」と自然です
例文
〇〇さん
歳末の候、いかがお過ごしでしょうか。
このたびはお歳暮をお贈りいただき、ありがとうございました。
送っていただいた梨を家族で早速いただき、みずみずしさに皆で喜びました。
寒い日が続きますので、どうかご自愛ください。
取り急ぎ御礼まで。
個人宛では、品物を「海の幸」「梨」など具体名で言及すると、定型文でも気持ちが伝わりやすいです。
メールの例文(個人向け)は件名を明確にします
件名:お歳暮ありがとうございました
本文例
〇〇さん
いつもお世話になっております。
このたびはお歳暮をお送りいただき、ありがとうございました。
新鮮な海の幸が届き、家族も大喜びです。ありがたく頂戴いたします。
寒さ厳しい折、どうかご自愛ください。
取り急ぎ、メールにて御礼申し上げます。
メールは略式になりやすいため、件名で用件を示し、本文で受領と感謝を簡潔にまとめると整います。
メールの例文(ビジネス向け)は社名・役職を明記します
件名:御歳暮の御礼(株式会社〇〇)
本文例
株式会社〇〇 〇〇部 〇〇さん
平素より大変お世話になっております。株式会社△△の〇〇です。
このたびはご丁寧にお歳暮の品をご恵贈いただき、誠にありがとうございました。
社員一同、ありがたく頂戴いたします。
寒冷の折、〇〇さんならびに皆様のご健勝と貴社の益々のご発展をお祈り申し上げます。
取り急ぎメールにて御礼申し上げます。
株式会社△△ 〇〇部 〇〇 〇〇
電話:xxx-xxxx-xxxx
メール:xxxxx@xxxxx
ビジネスメールでは、誰からの連絡かが一目で分かる署名が重要です。
代筆(家族名義)の例文は「内」を使う形が一般的です
家族が代筆する場合、差出人名の後に「内」を添える書き方が紹介されています。
例文
拝啓 師走の候、〇〇さんにおかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
このたびは結構なお歳暮を頂戴し、誠にありがとうございました。
日頃のお心遣いに、心より御礼申し上げます。
寒さ厳しき折、どうかご自愛ください。
略儀ながら書中にて御礼申し上げます。
敬具
令和〇年〇月〇日
〇〇 〇〇 内
失礼を避けるために押さえたい注意点
品物は「具体的に」触れるのが基本です
品物に触れないと、定型文の印象が強くなる可能性があります。
「梨」「海の幸」「コーヒー」など、差し支えない範囲で具体名を入れると丁寧です。
一方で、過度に値段や量に言及すると相手に気を遣わせる場合があります。
重複贈答を招きにくい書き方を意識します
相手によっては「お返しが必要か」と悩むことがあります。
お礼状は、あくまで受領と感謝を伝えるものとして簡潔にまとめ、相手の負担を増やさない表現に留めると無難です。
手書きは丁寧さが伝わりやすいとされています
近年はメールも一般化していますが、封書・はがきのマナーを重視する流れは続いているとされます。
可能であれば手書きにすると、年末の挨拶としての温度感が伝わりやすいです。
ただし急ぎの場合は、まずメールで受領の連絡をし、後日あらためてはがきを送る方法も選択肢になります。
御歳暮のお礼状は「早め・定型・具体性」で迷いが減ります
御歳暮のお礼状は、到着後1〜2日以内を目安に送ることが基本です。
文章は、時候の挨拶、受領と感謝、品物への言及、相手の健康祈願、結語という構成にすると整います。
メールの場合は件名を明確にし、ビジネスでは社名・役職を含めた署名で誤解を防ぐことが大切です。
代筆では「内」を用いる書き方が紹介されており、形式面の不安を減らせます。
まずは短くてもよいので、今日中に一通を整えるのが現実的です
迷いがあると、文章を整える前に日数だけが過ぎてしまうことがあります。
お礼状は長文である必要はなく、基本構成に沿って感謝と受領の報告ができていれば十分と考えられます。
封書・はがきが難しい場合でも、件名を明確にしたメールで早めに連絡しておくと安心です。
上の御歳暮 お礼状 例文から、最も近い場面のものを選び、品物の具体名だけ差し替えて送るところから始めてみてください。